足、むくんでいませんか?
◆ むくみとは?
足がパンパンに張ったり、靴下の跡がくっきり残ったりすることはありませんか?
これは、血管の外に水分がしみ出して皮膚の下にたまる「むくみ」と呼ばれる状態です。
◆ むくみの原因は?
むくみには、全身が原因のものと足だけに起きるものがあります。
🔴 全身が原因の場合(全身性)
• 心臓・腎臓・肝臓のはたらきの低下
• ホルモンの異常、貧血など
🔵 足だけに起きる場合(局所性)
以下のような原因が考えられます:
1. 足の静脈の逆流(下肢静脈瘤など)
→ 静脈の弁が壊れて、血液が逆流し、水分が足にたまります。
2. 静脈の圧が高くなる(長時間の立ち仕事・妊娠など)
→ 足から心臓へ血が戻りにくくなります。
3. 血管の壁がゆるみ、水が漏れやすくなる(炎症など)
4. 筋肉の動きが少ない(運動不足など)
→ 歩くことで働く“筋ポンプ”が弱まり、血液が戻りにくくなります。
5. リンパの流れが悪くなる(リンパ浮腫など)
→ 特に片足だけが大きくむくむときは要注意です。
◆ むくみの対処法
• 長時間同じ姿勢を避ける(時々、足を動かす)
• 足を高くして休む(心臓より高く)
• 圧迫ストッキングを使う
• 水分や塩分をとりすぎない
• むくみが長く続く、片足だけがむくむなどのときは受診を!