帯状疱疹に対する予防接種は定期接種となりました!
2025年4月より帯状疱疹に対する予防接種は定期接種となりました!
【帯状疱疹ワクチンが大事な理由を、医師がわかりやすく解説します】
年齢を重ねるにつれて「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」のリスクは確実に高まります。
患者さんからも「急に痛みが出て不安になった」「後遺症がつらい」という声をよく聞きますが、実は——帯状疱疹はワクチンで大きく予防できる病気です。
■ 帯状疱疹は“疲れや年齢”で突然発症する
子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルスは、その後も体の神経に潜んでいます。
そして、免疫力が落ちたタイミング(50代以降、仕事やストレス、睡眠不足など)で再び暴れ出すと、片側にピリピリした痛みと発疹が現れます。
「ストレスが多かった時期に出てきた」という方も少なくありません。
■ 最も問題なのは、後遺症の“帯状疱疹後神経痛(PHN)”
帯状疱疹そのものより厄介なのが、治った後も長く残る神経の痛みです。
数ヶ月〜数年続くこともあり、生活の質(QOL)を大きく下げてしまう後遺症です。
・服が触れるだけで痛い
・夜眠れない
・仕事に集中できない
など、日常生活への影響が非常に大きいのが特徴です。
■ ワクチンでリスクを大幅に減らせる
現在、日本で主に使われているのは「シングリックス」という不活化ワクチン。
2回接種で、帯状疱疹の発症を90%以上予防でき、後遺症のPHNも大きく減らすことが分かっています。
50歳以上の方や、糖尿病・高血圧など慢性疾患を持つ方にはとてもおすすめです。
■ “元気なうち”に打つのがベスト
帯状疱疹は、「体が弱っているとき・免疫力が落ちているとき」に出るため、
発症してからでは遅いのがポイントです。
「まだ大丈夫」「周りでもあまり聞かないし…」と放置しがちですが、
40代後半から一気に増え、60代では誰でも起こり得る病気になってきます。
■ まとめ:未来の“痛み”を減らす自己投資
帯状疱疹ワクチンは、
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つらい発疹
-
長引く神経痛
-
日常生活の質の低下
これらを**高い確率で予防してくれる“未来への保険”**です。
「健康な今だからこそ打つ価値があるワクチン」。
ぜひ、健診や通院のタイミングで医師と相談してみてください。
助成状況や開始時期など詳細は、各自治体窓口にお間い合わせください。
定期接種の対象者
- 年度内に65歳を迎える方。
- 60~64歳で対象となる方。(HIVによる免疫障害があり、日常生活がほとんど不可能な方)
- 2025年度から2029年度までの5年間の経過措置として、その年度内に70、75、80、85、90、95、100歳となる方も対象となります。
当院でも帯状疱疹ワクチン(シングリックスⓇのみ)接種を実施しております。(予約制です)お問い合わせください!
